お米が大陸から渡ってくるはるか以前、縄文時代から和栗は日本人にとって秋の大切なごちそうです。
お菓子のルーツは木の実。
和栗は日本の気候風土がつくった大自然の贈り物。
日本人のDNAには和栗の味が刻まれています。
生鮮食品である和栗は収穫後何も加工しなければ日一日と風味が落ちていきますので、千鳥屋では収穫されたばかりの熊本産の和栗をすぐに蜜漬けにして風味が落ちないようしています。
だから和栗の風味がそのまま。
栗の味は秋の味。
千鳥屋はこの貴重な熊本産の和栗で本当においしい、そして贅沢なお菓子を作りたくて和栗ぐらっせにたどりつきました。
和栗はデリケートです。だから最初から最後まで全て手作り。
千鳥屋の職人が一粒一粒に愛情込めて最高級の和栗ぐらっせに仕上げています。
ふくよかな風味を持つ和栗にていねいな仕込みを重ねて、バニラビーンズとオーストリア産の貴重なラム酒の香りを含ませ和栗ぐらっせに華を添えます。
ひとくち食べるとまずは優しいバニラの香りからほんのりラム酒の香りに移り、最後に和栗の濃厚な風味をお楽しみいただける千鳥屋自慢の和栗のお菓子。
かなり贅沢な一粒です。
実りの秋。
栗の風味が最も高まる旬の季節です。
緑がかった新栗は、一年でもこの時期にしか味わえない最高の香りです。
なかでも、濃厚な香りと味わいが格別な熊本の新栗だけを使ったマロングラッセを
千鳥屋では「和栗ぐらっせ」と名づけました。
日本の新栗はとても数が少なく、大切に育てられている間に嫁ぎ先がすべて決まってしまう箱入り娘です。
今年の栗も、猛暑に負けずにふっくらと大粒ですばらしい出来栄えでした。
希少なだけでなく、味と香りが他のどの栗よりも豊かであることが和栗の特徴。
日本国内でも珍しく初物のよりすぐりの和栗でつくられた千鳥屋の和栗ぐらっせは、
海外のお客様がお求めになることも多い逸品です。
秋ならではのマロン・ヌーヴォーを、千鳥屋の和栗ぐらっせでたっぷりとご堪能ください。