



それは、
日本の文化を支えた
お菓子でした。
今からおよそ百年前、
日本の経済を大きく支えていた筑豊炭鉱。
そこで働く人々にとって、
甘いものは日々のエネルギー源として、
かけがえのないものでした。
汗を流して働く時も、
疲れた体を休める時も、
そして何気ない暮らしのそばにも、
いつも甘いお菓子が求められていました。
そんな中、千鳥屋が培ってきた、
南蛮由来の(カステラ)製法と、
日本的な和菓子の白餡が出会い、
千鳥屋の饅頭は生まれました。
人々の頑張りを応援したい、
そんな想いを込めて、
今日も一つひとつ愛情を込めて
焼き上げています。