

1630年の創業以来、私たちはお菓子づくりと真摯に向き合い、味と心を受け継いできました。おいしさの基準は、時代とともに移り変わるもの。だからこそ千鳥屋は、伝統を守りながらも、現状に満足することなく新たな可能性を探し続けています。そのひとつが、2011年の現社長就任時に行った全商品の見直しです。味や食感、素材にいたるまで改良を重ね、「時代に合わせたおいしさ」へと進化させました。こうした努力の陰には、お菓子づくりを心から楽しむ つくり手がいます。「縁起」という言葉があるように千鳥屋の菓子で皆様の特別な時を彩りたい。つくる人も、買う人も、贈る人も、みんなが幸せになれるように。私たちは今日も変わらぬ想いで「愛情のお菓子」をつくり続けています。南蛮菓子処千鳥屋をどうぞご賞味ください。
どれほど良質な素材でも、菓子と調和しなければ、本当のおいしさにはたどり着けません。私たちは60年以上も前、まだ発酵バターが珍しかった時代にいち早く取り入れるなど、お菓子の仕上がりを思い描きながら、味や香り、食感に最も適した素材を一つひとつ選んできました。卵やよもぎをはじめとする地元・九州の風土に育まれた素材も多く取り入れ、時には現地に足を運び、味に活かす。そこに、私たちのお菓子づくりの原点があります。
詳しくはおいしさに欠かせないのが、昔から変わらない職人の手仕事です。安定した味を届けるために機械化を進めながらも、人の手でしか生み出せない味がある。セントラル工場では今日も、長年の経験を重ねた職人が、わずかな温度や湿度の違いに気を配り、その日の最適を探る姿勢で、おいしさを支えています。効率よりも品質を、量よりも誠実さを。そんな思いを込めたお菓子が、誰かの幸せな笑顔につながっていくと信じています。
詳しくは誰もが安心して口にできるお菓子を目指し、素材選びから製造・出荷まで、すべての工程で品質と安全に配慮しています。デジタル機器と人の目による検品や、社員一人ひとりによる衛生管理の徹底はもちろん、チロリアンの製造では、食品安全の国際規格「FSSC22000」も取得。さらに、アレルギー物質を含む素材の取り扱いルールづくりや、作業事故を未然に防ぐ「安全衛生委員会」の設置など、日々の改善を重ねながら、高い品質と安心を守り続けています。
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